2013年6月29日土曜日

【体験談】 功夫を高める気功研修旅行に参加して

『通慧』1993年1月号より
J.Sさん(46才)

―森からの声が背中から膻中ヘー

十月二日夕方から四日朝にかけての二泊三日の外気照射気功研修旅行に参加者の一人として今回、初めて参加させていただいた。行先は、秩父のせせらぎの宿だった。参加の日5時から一時間半程の宿の下の杉木立と森に囲まれた川原の石ころの上に立っての練功だった。せせらぎの音としきりに鳴く虫の音につつまれての練功だったが、站とう功の時間の何と長く感じたことか。夕暮れの闇のなかで杉木立を背にして立つ于永昌先生の姿を三日月のあかりが照らし出している。その姿は、まるで木像のように見える。ただひたすら「収功しましょう」との先生の声を待ちながら両足の痛さも忘れて尾低骨で石ころの上に立っていた。

夜の練功の際、先生は外気の出し方を見せて下さった。目を凝らして見ていると先生の頭上10cm位の所に薄く白い雲のようなものが浮かび、その上をつきぬけて沢山の糸のようなものが上に向かってすごい勢いで昇っていく。肘の所に何かエネルギーが輪を描いて回っている感じがし、丹田の前で組んだ両手の輪郭が二重になっている。
同屋の二人とも翌朝五時の練功時間が気になり、なかなか寝つかれなかった。起き上がって夜明けまで站とう功でも練功したいような気持だった。翌朝、早めに玄関に行くと既に先生は玄関先の金木犀の木の前にお立ちになっていた。河原での練功中、どこからともなく金木犀の花の匂いと焚き火の匂いがしてる。金木犀は先生が身につけてきた匂いであり、焚き火の匂いは、夏のキャンプ客が、河原で自炊した日の匂いであった。宿に着いた日の僅か一時間半程の河原での練功と集団外気の後の練功の間に、先生は、ご自分の気の力で参加者たち各自のそれぞれのツボを開いて下さってしまっていた。
また夜の練功の時間には、採気の仕方、修性(徳、品性を修める)を教えて下さった。
宿の庭で、各自、自分の好みの本の前に立つ。私は、合掌することも忘れていきなり「強くなりたい」「松の木のように上虚下実で立ちたい。よろしくね」と胸の中で叫びながら松の本の前に立った。站とうの姿勢で半眼になった瞬間、松の木が私の膻中めがけ動いてくる。驚いて目をあけるともう一度たしかに胸の前に松の木が寄ってくる。「松の木が動いた」と驚いたが、心を取り直しそのまま站とうの姿勢で、半眼で松葉の枝を見るとキラキラ金色の花が松葉の上に咲いている。松葉に花が咲くのか、不思議な松の木を眺め上げて見ると、上の枝の松葉から昨晩みた先生の頭上高く昇っていったものと同じ糸のようなものがすごい勢いで空に向かって昇ってゆく。採気を終えて玄関へ戻りながら先生にそのことを伝えると「このようなやり方をすればレベルが上がる」と何気なくおっしゃたが、本来、気功鍛練とは自然界の中でやるべきなのだとお考えなのだろう。
先生は、若い頃、朝三時から七時まで四時間の間、山の上で練功なさったと言う。中国の自然のなかで吹きつける政治の嵐の中で、どのようにして身を守り、どのような試練に耐えて気功鍛練をなさり、その能力を身につけたのであろうか。
後で、松の本が動いたのは、歓迎のしるしだ、松の木と私は相性が良いと教えていただいた。松の木が動いたその夜の深夜のことである。窓の向こうの森に背中を向けた時、森からの声が、いきなり「お前の前世は、囚人だった。お前は一つの業を持って生まれたのだ。これまでお前の身に起こったことは、すべて前世からの因縁だった。だが、お前は懺悔した。もう許してやる」と背中から胸に言葉が届いた。確かに森からの声だった。森の精たちは先生の気に誘導されて一斉に言葉を話し始めたょうである。声をかけても返事もせず、話しかけてもくれぬ人間たち。一体、何年の問森の精たちは、気の伝導者とも言える于先生の来訪を待ち続けていたのだろうか。私に前世を告げるために眠って待ち続けた秩父の森の精たち。自然界との交流能力を持った先生に伴われて私の来るのを待ち続けていたのだった。一体、どれほど長く待ち続けていたのだろうか。
「囚人」という言葉には驚くが、そして私は、いつも森に背を向けて河原に立っての練功で懺悔の記憶はないが、夜の広間での自己紹介の時を思い出す。今回、通慧功が、性命双修、健康長寿だけでなく人間の道徳、品性を向上させるものだと知り、人間の尊厳を身につけた先生のすばらしさは、練功によって身についたものだと知り、それならば私も頑張って練功して先生のようにすばらしい人になりたいと挨拶した。先生や参加者たちに向かって「よろしくお願いします」と手をついて頭を下げた。私はその時だけ森に面して座っていた。その姿を、森の精たちは、自分たちに謝ったと勘違いしたのではないだろうか。
それとも練功して、道徳、品性を身につけるということは、真人間になり、罪が消えるということなのだろうか。森からの声で「輪廻転生」人は生まれ変わるものだということ、「業」というものを背負った病気があること、木や石ころ総べての生物には命があり、言葉があることを知らされ、先生の自然界との交流能力の威力を知らされ、遠隔気功の気の威力を見せられた思いである。先生は河原での練功の際、参加者たちに外気を浴びせかけながら、森の精たちと話していたのだ。先生は、気の道の達人だった。僅かの間に、私の百会のツボを大きく開いて下さっていた。

翌朝、最後の練功で河原へ下りる前に、昨夜の松の木に「おはよう」と声をかけ僅かの時間採気する。松の木は、ざわざわと挨拶を返し松葉の下で広げた両手に強い気を注いでくれる。河原で地粧の姿勢で労宮の強い気の感覚に気を取られている時のことである。左胸の上にスっ―と黒い邪気の固まりが現れてスッーと森の方へ消えた。ほんの一瞬のことだった。にぎりこぶし大の邪気の国まりだった。こんなものを体の中に抱えて生きていたのか、そのことを後で先生に告げると「そうですか、邪気がでました。よかったですね」といつもの笑顔で自分のことのように喜んで下さった。
帰り際に「松の本」の前に行くと「きた、きた」何か松がキキーキャー騒いでいる。静かに静かに松葉の枝が私に寄ってくる。私もまた松葉に体を近づける。「さようなら、また来るわ、元気でね」言葉をかけながら、体一ぱいに採気する。

頭が良くなりたいと本気で願い、于先生の気の力ならば例え一時的にでも頭が良くなるかも知れないと期待しての参加だったが、僅か二泊三日の旅で、集団外気照射の威力をこの身で体験させられて、驚きのあまり目を見張ってしまっている。通慧功は、まさに医療気功であり、潜在能力開発気功である。

2013年6月19日水曜日

【体験談】 軽井沢の旅行で

『通慧』1993年1月号より
K.Kさん

軽井沢の旅行で

旅行はいつもなぜか期待以上になってしまいます。
今回も11月の軽井沢その上台風という予報、厚手のセーターに真冬のコート、手袋、帽子プラス雨具という出で立ちでしたのに、昼はセーターで少し暑いほど、夜は暖房ぬきで十分という暖かさ。、青い浅問山が裾のまで姿を見せ、麓を黄や紅の木立ちが広がるすがすがしい毎日でした。私の旅行での一番の楽しみは于先生と自然の中で練功すること。
雨に邪魔されずそれがかなったのは幸せでした。
又、私の別の楽しみはいろんな方と知り合えることです。以前旅行で知り合った地方の方達と久しぶりに会い、話しをするのも楽しみです。地方に住んでいて、于先生や指導員の方々と練功するのもままならない方達が、一人で、しかも無理せず練功を続けていらっしゃる話は刺激になります。また病気の方が「白血球が増えたのよ」とうれしそうに報告して下さると私までうれしくなります。旅行には私一人で参加するのですが、帰りにはたくさんの方達といつの間にか親しくなってしまうのが不思議です。

二日日、土曜日、朝の講義で、体中に転移した末期ガンの方からの手紙が紹介されました。後は死ぬだけと思っていた方が通慧功を通して病気が次第に回復に向かっていく過程、そして今は精神的にも幸福に元気に感謝の気持ちを持って生活していると書かれてありました。旅行に参加されたガンの方の心に強く残ったようで、後でしみじみと私に語られたその日調が印象に残っています。
自由時間は希望者が于先生と一緒に塩沢湖レイクランドのベイネ美術館で心を暖めた後、水と紅葉に囲まれた広い自然の中で1時間近く培粧功をしました。初めて参加した今年六月の箱根では、45分の站とう功ができなかった私がもう収功かと感じていたのには驚きました。その後、散歩を楽しみながら、長い行列を作って、フランス料理を食べに行きました。宿を出てから休む事なく站とう功含めて三時間。足が悪いと仰っていた方もなんと元気に歩けてしまいました。着いた所は木々の中の木造の洒落たレストラン。出された魚料理もケーキも見た目も味もおいしく、おしゃべりも、ごちそうに加わって心ゆくまでお昼を堪能しました。

夜の練功後、親睦もかねて于先生とお話しする時間がありました。先生との質疑応答はいつもわたしには「へえ―」とか「ふ―ん」とか興味のつきない時間です。今回の質問で「左半身が暖かく、右半身が冷たいとはっきり手の温度差を感じるのですが」という質問に、于先生が「何か左の脳に問題はありますかJと聞き返され、「それはよくあることです。私(于先生)の経験上そういう人は片方の脳に障害があって気血のバランスが崩れています。若い頃は何もなくても年をとってなにかのきっかけで半身不随になる危険がありました。このまま練功を続け脳の障害がよくなって左右のバランスがとれてくれば治ったということです。これは病気の予防になりました。」と説明されました。私もまったく同じ症状を感じており病気が表に現れる前に于先生と通慧功に出会えてよかったと感謝しました。もし先生と出会わなければ、特別に悪い所があるとは思っておりませんでしたので、ある時半身不随になっていたのかもしれないと想像すると恐いものがありました。病気になる前に自分の悪い所が自分でわかり、しかも自分の力で治せるんだと思うと于先生に教えていただいている事はすごい事なんだという思いがし、今でもくり返しすごいことだと実感じ続けています。
この晩も男性の部屋にお邪魔し、話しに花が咲きました。この旅行で入門された方から
「手を向かい合わせると磁石の様に感じる」とか「お香のかおりがした」とか伺うと入門当時の自分と比べてびっくりしました。また教室に通っている方からは、于先生と初めて出会ってから今までどんな風に感じてきたかという話を伺うのも、人それぞれ違い、いくら聞いてもあきません。

とうとう帰る日。透き通るような青空、プラウス1枚でいいような上天気、一日目にお会いした時は顔色もすぐれず「病気の事で精神的に落ち込んでいて、どうしても抜け出せない。」とおっしゃっていた方が「すっかり立ち直った」と楽しそうにあいさつして下さったのもうれしい事でした。
帰りの電車に乗る前に、旅行に参加されていたクリスチャンの御夫妻に案内され同室の人達となぜか9人もの団体になって旧軽井沢の聖パウロ教会の朝のミサに参列しました。
神父様のお話しを伺っているうちに私の体はホワッとして良い気持ちになりました。子供のころ何度もミサに出席しましたが、初めての感じでした。他の人達も皆気持ちよかったとのこと。穏やかで透明な教会のふんい気でした。
旅行から帰ってきた今も、軽井沢の自然やたくさんの人達のすがすがしい笑顔がしばしば思い出され幸せな気分に浸っています。

2013年6月12日水曜日

【体験談】 心臓病治って、小周天がまわった例

『通慧』1992年10月号より
H.Tさん

「気の心」を知る!!

国際気功協会の皆さん、お元気ですか。私は今年2月より近江八幡支部の通慧功教室、入門コースに入りましたTです。
今年季刊「通慧」VOL3 N01の会員通信に私の体験の一部を発表させていただきましたから、御存じの方もいらっしゃると思います。現在は入門コースを終了し初級コースで練功しています。近江八幡の教室には毎回往復7時間近くかかる電車の旅ですが、良き友人と上村指導員という良き先輩に恵まれ長い時間も気になりません。
6月のことですが、7月12日に大阪支部主催で于永昌先生の気功セミナーが新大阪駅前のコロナホテルに於いて開催されるとのこと、勿論于先生がおいでになり、集団練功、講義、気功施術等、お聞きしまして一度于永昌先生ともお会いしたいと思い、岡山の仲間20人余りと参加いたしました。私は少し早く大阪に着きましたので、ホテルのロビーで仲間と雑談していました。
まもなく南部支部長と上村指導員の案内で于永昌先生がロビーに入ってこられました。
そのとき私は大変なオドロキをもって、先生をお迎え致しました。
于先生の優しく、そして大変強い「気」のフイルドが私をすっぽりと包み込んでいたのです。そのとき先生の清らかで美しい「気の心と魂」を感じました。先生こそ私の一生の気の師であると心に決めました。
会場での先生の話は大変やさしく、初応者でも簡単に理解できました。また先生の集団気功施術では先生の気が紫いろの丸い輪になって連続して私の身体に入ってゆくのがよく見られました。また大変なパワーに驚きました。私の手や身体が自然に動きやすらぎを感じながら心臓の治療ができました。そして休憩時間を利用して私の気功(勿論通慧功)の練功により心臓病を治した体験談を発表致しました。
最後に先生と共に集団練功です。先生の素晴らしい気を身体に感じながら練功し、短い半日が終わりました。そして友達4人で長野の山田温泉で行われる気功旅行に参加することを決定致しました。

気功旅行に参加して

7月31日いよいよ気功旅行です。私と友人3名計4名山陽本線、山陽新幹線、中央本線、そして長野電鉄、7時間の旅です。列車の中では沿線の自然の地の気、草木の気、乗客の人々の気、またそれぞれのエネルギーの気、そんなことを体験しながらいつの間にか長野に到着です。
早速部屋でトレーナーに着替えて集団練功、集団気功施術です。これがすむと夕食です。食後時間がもったいないので上村指導員にお願いして上村ファミリー全員1時間の站とう功を練功致しました。私は于先生の気にチャンネルを合わせて練功しました。任脈、督脈に大きな気のボールが回転し、素晴らしい小周天の1時間でした。
翌朝早朝練功は雨で、ホテルの広間で練功そして集団気功施術です。気功施術では頚椎のつまり(私の場合、頚椎が気が通りにくい)を治療したり、尾骨から百会の中心や正中線に気が通りやすいように自然に両手で気を誘導していました。
朝食後雨も上んでいましたのでホテルのロビーでマップをもらい上村ファミリーの仲間数人と散歩にでかけました。2~300メートル位い下がり左にカープして橋を渡りますと右にダム左に大変深い渓谷にさしかかります。水の気、ことに深い谷の地の気は大変強く感じました。また温泉地は特に気が強く感じられます。100メートル位進むと左に遊歩道が見えました。深い谷にそって遊歩道を歩きながら、天の気、地の気、樹木草木の気、暖かい気、涼しい気、大きな樹木との気の交流、生あるものには樹木でも岩でもすべて気があり意識もある。自分に合う気もあれば合わない気もある・・・色々と話しながら楽しく散歩をしながら半日が過ぎました。
昼食後、1時間站とう功を行いました。夕方からいつものように集団練功、集団気功施術です。そして于先生をかこんで質疑応答の時間でした、友人の加茂田さんが中々専門的な質問をしていました。私も質問しようかと思いましたが皆さんとは掛け離れた内容になりますので止めました。
「気」至れば「意」至る、のとおりで練功を続けて行くうちに解決していますので今後もガンバル予定です。夕食後はビールを飲みながら部屋で話したり又ロビーの隣のカラオケバーで歌ったりみんな楽しく過ごしました。
3日目 集団練功、集団気功施術、于先生の皇帝内経を引用して四季それぞれの健康管理についてお話しがありたいへん有益な3日間でした。
最後に私の感想を2~3申しますと、若い方でまだ入会して数ヶ月以内と思いますがたいへんすなおですばらしい気感の人が数人参加していたことです。嬉しく、楽しい思いが致しました。少し気になったことは皆さん素晴らしい方ばかりですが、身体に何か異常がある、病気があるという人の[気」にたいする意識の問題と思います。身体が悪くなるから健康な人より努力する、健康な人では味わえない病気を克服する喜びをしり、それをた
くさんの人に伝える喜びがあります。私も日臓病で1級の障害者ですが普通の人より元気です。
皆さんよく御存じと思いますが昔ライムライトで有名なチャップリンという喜劇俳優がいました。この人のことばに
「生きるためには3つのものがあればよい
      勇気と、希望と、サムマネー」
たいへんすばらしい名言と思います。私も勇気と希望をもって毎日、練功に励んでいます。
皆さんも少しづつ無理をしない程度で練功の時間をのばしては如何がですか?
ガンバリマショウ!!

コレ大周天?(気功旅行でパワーアップ!)

帰宅してから、私は練功中たいへんな変化がおきました。静功ではいつも気持ち良く、小周天(任脈、督脈に気をめぐらす)の運行をやっているのですが帰宅した翌日からこれができなくなりました。尾骨がスーッと上にあがり、気が身体の中心(衝脈)を通り百会とつながっています。百会はコマの心棒のようにゆっくりと、小さく右に回転しています。その周囲には大きな気の流れが渦のように身体全体を回っています。百会からも気が出入
りしているように感じました。翌朝、練功していますとやはり尾骨がスーッと上にあがり百会と気でつながります。しばらくすると百会からゆっくり中丹田、下丹田へとだんだん消えてなくなり、そのうち身体全体がなくなり霧のようになってしまいました。下丹田にはたいへん大きなエネルギー(熱感)が感じられます。身体全体の毛穴が大きく開き呼吸しています。(気も出入りしている)体重も身体の存在感も無くなり、完全に大宇宙との一体感を感じました。私の呼吸は、細くそして長く自分で呼吸していることも忘れるほどでした。これを表現すれば形は「静」心は「空」または青空そのものです。宗教ではこれを悟りといい、また神の世界と言うのではないか、と思いました。言葉では「感謝、幸せ、希望、勇気」・・・なかなか言葉では表現出来にくいほどスバラシイ感激でした。あまりの嬉しさに早速友人、圭村指導員、本部と電話を入れていました(すこしハシャギすぎ)
これも気功旅行に参加した結果と感謝しております。
私たちの一生は宇宙の生命からみれば石火光中、瞬間の命と思います。だからこそ私は少しの時間でも大切にして練功に励んででいます。去年春から気功をはじめ、最初は30分位から慣れるに従ってすこしづつ時間を長くして現在は早朝1時間30分、夕方1時間30分、就寝前1時間合計4時間練功しています。

通慧功で能力開発!

毎日の練功の蓄積により自分即ちミクロの小宇宙とマクロの大宇宙(大極)との間に大きな気のネットワークが出来あがり、大宇宙の情報とマッチングできるキーワードを通慧功の練功により手にすることができると思います。私は練功によって火花のような短い一生(宇宙と比較して)から過去、そして未来へとつながる永遠に絶えることのない命の流れ、それぞれの自然環境、服装等、カラーテレビで見るように站とう功の練功中に見さて頂きました。気功によって私の人生は大きくプラスに変わりつつあります。心臓病でベースメーカーの植込手術をし1級の障害者になったからこそ気功に熱中できたと思い病気に感謝しています。
天、地、人、時いたらば通慧功普及のため先輩の皆さんに負けないよう努力する覚悟でガンバリます。宇宙、地球、そして人々との大きな気のネットヮークがいつの日か出来ることを願いながら!
WHO、第30回総会において、2000年迄にすべての人に健康を、と宣言を採択しています。2000年迄あと僅かです。「我身命を惜しまず」で今後とも先輩のみんなに負けないように努力したいと思います。
尚、于先生をはじめ指導員の先生方、お気付の事があればお教え頂ければ幸甚です。宜しくお願い致します。
11月の気功旅行にも1人でも多くの友人に声をかけ参加したいと思います。

2013年6月10日月曜日

【体験談】 帯脈がまわった例

『通慧』1992年10月号より
K.Oさん(66才)

通慧功と般若の心

通慧功を紹介して頂いた方のお陰を持ちまして、今日まで娘と共に通慧功に出会えました事を心から感謝致して居ります。
昨年の3月に入門致し、于先生のご丁寧なる御指導、またご熱心なる指導員と、懸命に練功に励んで居られるみな様に圧倒され自分のおぼつかなさに情けなく家に帰り暇を見ては先生の練功ビデオを何回となく、繰り返しやっとの事で六合平秘功を把握した次第です。
站とう功も手が軽く、複式呼吸も自然に出来るようになり、3ヶ月間の入門から初級に進ませて頂き、按摩気功、講義、練功と先生のパワーを毎週頂いて居る内に、1月の寒い日でした、先生の前で練功中、腰から帯状(帯脈です)に熱いものを感じ、背骨を通り方にあの真夏の焼け付く暑さを感じました。それ以来家での練功も自分成りに夢中でした站とう功の時も意念をしっかりと持ち「静以致遠」の境地に成るよう専ら心掛けて居ります。

ある時です。広大にして限り無い目の前に無数のピカリピカリと星の輝き似た、情景の中に伝わる無限の優しさ、ふれ合い、私は其の時唯魂をとられ意念だけが残された素晴らしい思いをしました。此の情念こそ自然界との交流、宇宙の総体性に基づくものでしょうか。気功を始めて未だに穴位も、満足にわからぬ私が、理に合わない様な事です。4月の中頃です、毎朝7時から練功して居ますが、屋上にでて、すがすがしい空気に包まれ六合化一の時、ふと半眼になり上に揚げて行く手がきれいな紫色に染まって居るのに驚き、又或る時は自分の魂が何千メートルも高い所で紫雲が静かに棚引きはるか下界に、大都会のビルが建ち並び、金色の夜明けを待つ情景など、唯々其不思議なすばらしさに唯々うっとり。教室で先生にお話しをいたしました。先生はご慈愛ある笑顔で申しました。
「此は素晴らしい事です。内気が十分に入り外気に現れるのです。此れからも色々素晴らしい物が見えて気功がますます楽しみになりますよ。」とお答えになりました。有難いことです。

私は此の時、病気ひとづせず、60数年生きてきた人生の中で此程迄に感動、感謝、我が身の幸せ、先生をお導き下さいました御神佛に、唯々手を合わせるばかりです。最近では夜床に付いても紫雲静かに広がり湧泉からは先生に気功施術を受けて居る状態と同じ様になり、日中の疲れも取れる様に軽くなります。4月中旬頃に現れた蜃気楼の様な情景を今一度と、思って居りますが中々。今の練功中は紫色の輪と金色の輪が静かに交差、脳がキュッと締まる様な感じです。
私の主人も12年前に世を立ちましたが、朝気功が終わってからお茶、お水を供えて手を合わせますと、佛前にも紫雲が棚引き、おあかりが光るのです。私は何か無我の中に浸透する気と神佛への浸透性とが何か、合意点が有る様な気が致します。生ある限り、般若の心(広く、大きく、優しく、強く)を心の原点に練功に益々精進致し、人の為にささやかなりとも、お役に立てばと願って居ります。于先生には娘も気功施術でお世話になり、明るく練功に、家事にと、精一杯の毎日を送って居ります。有難う御座居ます。終わりに于先生を御紹介頂き私共の家族を常日頃我事の様に心配も喜びも、共にして下さるすばらしき御夫妻に心から家族一同御礼申し上げます。

2013年6月7日金曜日

【体験談】 脳梗塞、高血圧、生理痛の例

『通慧』1993年3月号より
E.Kさん

于永昌先生へ

私は、先生に外気照射をして頂き全く別の人間に生まれ代わったような実感をおぼえました。心より感謝いたしております。
昭和30年11月1日、1700gの早生児でこの世に生をうけ、生後25日目に肺炎にかかり、2ヶ月点滴だけで育った私は、弱視、アレルギー体質で、喘息、しっしん、汗も、鼻炎持ちで、物心付いた頃より、病院巡りの日々を過ごしておりました。思春期に入ると、ひどい月経困難症でホルモン剤、痛み止めを飲み続け、25歳で、すじ屋に嫁いでからは、環境の急変で、十二指腸潰瘍、胃潰瘍をくり返し、下血しては入院を3年間で4回。そろそろ、子供が欲しいと不妊科通いを始めると、子宮内膜症があるので、手術しなければ出来ないと言われ、2年毎に2度開腹手術を受け、その成果か、3回妊娠したのですが、皆流産。結婚後、治まっていた月経痛が近年またひどくなり、頭痛、不眠、食欲なしの状態が続いておりました。そして、一昨年6月に、夕食中突然、気分が悪くなり倒れ、脳梗塞で、右半身不全麻痺で入院。辛いリハビリの末やっと仕事に戻れたのも束の間、昨年3月に又、脳梗塞。正直、医療費のために働いているようで、自分に自身がなくなり、主人達に、迷惑ばかり掛けるのが辛く、実家に戻ろうと真剣に思いました。
平成4年4月20日、初めて于先生に伺い、外気照射をして頂くと、目を開じているのに、目の前が真っ白に明るくなり、何かが、足の裏から入り、頭の梗塞を起こした所へ集まっていくのが強く感じられました。毎回違った感動を受け、体の中で、自分の意志とは別のエネルギーが貯えられていくのが、楽しくて、心底ウキウキした気分になれました。
5月からは、毎週一度ずつ伺っていますが、5月中旬の、病院での月一度の検査では、血圧が上が140から110へ、下が115から90へ眼底も、ダブルビジョンも異状なし。
握力も、右手が15~17だったのが24になり神経内科の先生に驚かれました。また6月に、集団で気を頂いております最中に、急に激しい胸痛があり、心臓のあたりが圧迫され、息が浅くしか入らず、手足の先から、どんどん冷たくなり、汗がにじみ出て、苦しみ出した所、先生が近くにこられ、強く気を送って下さって、ものの10秒位で、本当に心臓の少し右寄りの所で、ゴロゴロと、腸の中でガスが動くような音がしたと同時に、身体中が暖かくなり、息も深く入るようになるという、不思議な体験もしました。
しかし、何よりありがたかったことは、月経痛が、まるでなくなってしまったことです。
4月までは、始まる2日前ごろから、腰痛がだんだんひどくなり、初日、2日目は痛みのため、吐き気が続き、排便の度に激痛。女であることに、恨みを覚えていた程でしたのに。
5月、6月、7月と、この3ヶ月、急に始まって、あわてたり、2日目なのに、忙しく飛び廻れている自分に驚かされております。変な話しですが、出血の勢いが全然違うのです。
子宮のあたりがもぞもぞしてから、勢いよくドッと出るのです。それが、痛いどころかスッとするのです。その上たくさん血の固まりが一緒に出てくるのです。2年毎に、子宮の内外にでき、りんご大に育ってしまう、血豆のお化けともこれでお別れできると思うと、言葉では言い表せない感謝の気持ちでいっぱいです。閉経を指折り数えて、楽しみにしていた自分がうそのようで、心身共に、日々軽く、明るく過ごせるので、朝目がさめるのがうれしくて仕様がありません。
先生には、気功施術を通して、体調を直して頂いたばかりではなく、自分自身の精神まで高めて頂いたと存じます。何よりも嬉しい事は、お会いする方々に「きれいになりましたね」と言われることです。毎日、生きている(生かされている)ことが、楽しくてなんて、三ヶ月前の私では、絶対思わなかったでしょうから。
重ねて、重ねて、御礼申し上げます。今後とも、まだまだ、改善する課題が、あるとは存じますが、何事も積極的に、前向きに努力していこうと思いますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。

2013年6月6日木曜日

【体験談】 不整脈、不眠症の例

『通慧』1992年1月号より
K.Fさん

通慧功に出会って

「通慧功」を始めてから7箇月が過ぎました。が、もう何年も続けているような感慨を持つくらいに、多くのものが日常の生活の上にもたらされ、心から感謝せずにはいられません。
今年(91年)の3月末に、渋谷の書店で「潜在能力開発気功」の本を手に取りました。
その頃の私はライフワーク(死生学)のひとつのステップとして、東洋医学を学び始めたところでしたが、気功については無知に等しく、千永昌先生のお名前も、丁度ある医学会から郵送されてきた紙面で知ったばかりでした。
「站とう功」が一番簡単そうなので、手順に従って家の中でやってみました。まもなく両手の間に空気の球のようなものが生じて、それが掌に吸い付いてくるのです。とても驚きました。驚きながらも、これが気というものかも知れないと直感し、もしかすると于先生は、今自分が出会うべき師に違いないという確信を抱きました。何としても国際気功協会の住所を調べて入門しようと、高揚した思いの中で決意いたしました。(意外にも協会は自宅の近所にありました)
さっそく4月から入門コースに通わせていただくことになり、小さな発見や変化に一喜一憂しながらも「気の世界」に夢中になってゆきました。
初めは練功の度に胸が重苦しくなったものです。ここ2年程、度々不整脈が起きていためと思い当たりましたが、「六合平秘功」を続けていくうちに、いつのまにか重苦しさは消えてしまいました。その後、不整脈はまったく起こりません。規則正しい排泄になったことや不眠症に悩まなくなったことも嬉しい成果です。また、練功中、体内の経絡に沿ってパチパチと、まるで電流が通るように気が流れることもありました。体から送られてくる信号は、みごとに正直で精妙なものだと実感いたしました。
そうした6月のある日、医学会の講師としておいでになられた于先生に、ひどく気になっていることを思い切って質問してみました。
「あの、站とう功の時に、呼吸と一緒に手掌から何かが出たり入ったりするのですが・・・」
先生は私の手をじっとごらんになってから、「心配することはありません。労宮が開きかけています。経穴(ツボ)呼吸のひとつです」
いつもの笑顔でそのように答えて下さいました。
聞き慣れない“経穴呼吸"は、後の私に大きな意味をもたらすことになるのですが、その時は異常な現象ではないことを確認出来たので、ただ胸を撫でおろしました。
八月の合宿へ参加したことは有意義でした。日に一度ならず二度も三度も真面目に練功を続けていらっしゃる方々にお会いして、週一回、教室の練功だけで良しとしている自分が本当に耳きずかしくなりました。発奮させられ、その反省のせいかも知れませんが、帰京後は経穴呼吸が一層強くなり、手掌だけでなく、丹田や指先でも感じられるようになりました。
そして最近、その経穴呼吸を通していくつかの体験をいたしました。そのひとつは、縁あってこの6年ほど毎日訪問している独り暮らしの老人(87歳ですが、普段はかくしゃくとしていて年齢を感じさせてない方です)が、前夜来から嘔吐と下痢の繰り返しで、傍目にも辛そうでぐったりしていました。私はわらにもすがる気持ちで、その方に向かって自分の手掌から気を注入したのでした。なんとその方は夕方には普通食を取り、翌朝には2時間の散歩をするまでにお元気になりました。
ただ、そのような状況で行為に及んだとはいえ、私は内気が向上進歩していないにもかかわらず、外気を出してしまったことについて、于先生の御指導に背いたのではないかと気掛りでもありました。常日頃から先生は、私たち誰もが正しく進歩していくことを特に気にかけていらっしゃいます。お叱りを覚悟してこの機会に書きました。
しかし、何よりも増して、自分が気功に出会った悦びは、もっと別のところにあるような気がいたします。適切に書き表せませんが、気の世界に包まれた時の、ふいに体内のどこからか押し寄せてくる波、聖なる誰かに愛されているような、あるいは何者かを私も愛しているような、あの至福感です。
いまだ、期待と不安がない混ぜの段階ではありますが、どうかこれからも協会の皆様とともに、于先生の下で健康で楽しく気功が続けられますように願ってや止ません。
感謝。

2013年6月3日月曜日

【体験談】 百会、天目のツボが開いた例

『通慧』1992年1月号より
I.Hさん

気功と集団気功施術の成果

私が入門コースに入ったのは今年の4月、そして初級コースで于先生のご指導を仰ぐようになったのは、3ケ月後の7月のことですから、まだ一年も経っておりません。
しかし、7月に先生が「站とう功(静功)を30分するのと40分続けるのとでは、全然違いますよ」とおっしゃったので、とにかく毎日一時間ずつ続けてみたのです。初めの数日は足も腕も疲れてしまったのですが、5日目ぐらいから、急に気の感じ方が違ってきました。
両腕が宙に浮いたような感じがしているうち、ついには腕が無くなってしまったように思えてくるのです。
そしてさらに3週間ほど続けるうちに、気感はどんどん強くなり、身体のどの部位が冷えているか、その日はどこが調子が悪いか、などが自分でわかるようになってきました。
そうです。以前は自分自身の身体の状態さえ、きちんと把握できていなかったのです。
それに、プロポーションも少し変化しました。気功を始めた春頃には3キロほど太ったのですが、体重はそのままで、脚やお腹が締まって、ヒップアップもしたようです。私は30才を少しすぎているのですが、まさか30をすぎてヒップアップするとは思いませんでした。でも、長年つき合っている同性の友人や主人も確かにそうだと証言しているので、間違いない事実です。
そうしているうちに10月が来て、按摩気功で「鼻功」をすることになった時のことです。
今年の10月は観測史上最悪の雨続きで、すぐ肺炎になってしまう悪性の風邪が猛威をふるっていました。私の知人や主人の友人も、肺炎で入院したり、肺炎にまではならないものの寝こんでしまったりしたのです。そしてついに主人も風邪をひいてしまいました。
鼻水を垂らしながら帰ってきた主人を見て私は、絶対私にもうつってしまうなあ…と思ったのです。悪い予感は的中し、翌日、鼻がムズムズしてきました。
でも、その時真っ先に思い浮かべたのは、于先生が教えて下さった「鼻功」です。さっそく一生懸命鼻をこすったりしているうち、鼻の奥がジンジンと温泉に入ったあとのように熱くなり、つまっていた鼻がスッキリし、ムズムズしなくなりました。
季節の変わり目には必ず風邪をひいていた私が、初めて風邪を「撃退」できたのです!
この即効性に驚いた主人も「鼻功」をすると、気功をしたことがないにもかかわらず、風邪の症状がだいぶ軽くなり、鼻風邪以上にならずにすみました。
おかげで私は、于先生のご指導を受けるようになった7月以降、一度も風邪をひいておりません。
また、11月の錦秋気功旅行で箱根・仙石原温泉に行き、于先生と相先生の集団気功施術を受けてから、私は百会と天目(印堂)、のツボが開くようになったのです。
初めて百会のツボが開いた時は、頭からスーッと何かが出て行く感じがしたと同時に、まるでペパーミントの風のように涼しく爽快な気が、サーッと頭の上に注いだ感じがしました。この清涼感は、気功施術が終わってもしばらく続き、頭がスッキリすると同時に、とでも愉快な気分になりました。言葉ではうまく説明できないのですが、モーツアルト作曲のクラリネット・コンチェルトが高原の風に乗って頭の中にこだましている一というような雰囲気なのです。
百会から濁気が出て行って、先生の清気がかわりに入ってきたのではないかと思います。
実は気温が急に下がったせいか、腸の調子が良くなかったのですが、翌日はケロッと直ってしまい、睡眠時間の短さも旅の疲れも何のその。日いっぱい箱根見物を楽しんで帰って参りました。
機嫌良くモーツアルトのメロディーを回ずさみながら帰ってきた私を見て、主人が、あっけにとられていたほどです。
その後、先生に気を当てていただいた時ほど劇的ではないものの、練功するたびに百会がスースーし、実に爽快です。先生のお言葉を信じて、練功に励んで本当に良かったと思います。
どなたでも、毎日練功を続ければ、必ず効果が出て、体調が良くなったり、シェイプアップできたりするはずです。ほかのこと(たとえば家事など)は手を抜いてばかりいる私ですが、気功だけは本当に気持ちがいいので、毎日熱中して続けております。
これも皆、子先生が編成された“通慧功"が優れているからだと思います。集中して3ケ月続けた結果、私はこれだけの成果を得たわけですから。
今後も来年6月まで、毎月新しい按摩気功を教えていただくのが、とても楽しみです。