2013年6月19日水曜日

【体験談】 軽井沢の旅行で

『通慧』1993年1月号より
K.Kさん

軽井沢の旅行で

旅行はいつもなぜか期待以上になってしまいます。
今回も11月の軽井沢その上台風という予報、厚手のセーターに真冬のコート、手袋、帽子プラス雨具という出で立ちでしたのに、昼はセーターで少し暑いほど、夜は暖房ぬきで十分という暖かさ。、青い浅問山が裾のまで姿を見せ、麓を黄や紅の木立ちが広がるすがすがしい毎日でした。私の旅行での一番の楽しみは于先生と自然の中で練功すること。
雨に邪魔されずそれがかなったのは幸せでした。
又、私の別の楽しみはいろんな方と知り合えることです。以前旅行で知り合った地方の方達と久しぶりに会い、話しをするのも楽しみです。地方に住んでいて、于先生や指導員の方々と練功するのもままならない方達が、一人で、しかも無理せず練功を続けていらっしゃる話は刺激になります。また病気の方が「白血球が増えたのよ」とうれしそうに報告して下さると私までうれしくなります。旅行には私一人で参加するのですが、帰りにはたくさんの方達といつの間にか親しくなってしまうのが不思議です。

二日日、土曜日、朝の講義で、体中に転移した末期ガンの方からの手紙が紹介されました。後は死ぬだけと思っていた方が通慧功を通して病気が次第に回復に向かっていく過程、そして今は精神的にも幸福に元気に感謝の気持ちを持って生活していると書かれてありました。旅行に参加されたガンの方の心に強く残ったようで、後でしみじみと私に語られたその日調が印象に残っています。
自由時間は希望者が于先生と一緒に塩沢湖レイクランドのベイネ美術館で心を暖めた後、水と紅葉に囲まれた広い自然の中で1時間近く培粧功をしました。初めて参加した今年六月の箱根では、45分の站とう功ができなかった私がもう収功かと感じていたのには驚きました。その後、散歩を楽しみながら、長い行列を作って、フランス料理を食べに行きました。宿を出てから休む事なく站とう功含めて三時間。足が悪いと仰っていた方もなんと元気に歩けてしまいました。着いた所は木々の中の木造の洒落たレストラン。出された魚料理もケーキも見た目も味もおいしく、おしゃべりも、ごちそうに加わって心ゆくまでお昼を堪能しました。

夜の練功後、親睦もかねて于先生とお話しする時間がありました。先生との質疑応答はいつもわたしには「へえ―」とか「ふ―ん」とか興味のつきない時間です。今回の質問で「左半身が暖かく、右半身が冷たいとはっきり手の温度差を感じるのですが」という質問に、于先生が「何か左の脳に問題はありますかJと聞き返され、「それはよくあることです。私(于先生)の経験上そういう人は片方の脳に障害があって気血のバランスが崩れています。若い頃は何もなくても年をとってなにかのきっかけで半身不随になる危険がありました。このまま練功を続け脳の障害がよくなって左右のバランスがとれてくれば治ったということです。これは病気の予防になりました。」と説明されました。私もまったく同じ症状を感じており病気が表に現れる前に于先生と通慧功に出会えてよかったと感謝しました。もし先生と出会わなければ、特別に悪い所があるとは思っておりませんでしたので、ある時半身不随になっていたのかもしれないと想像すると恐いものがありました。病気になる前に自分の悪い所が自分でわかり、しかも自分の力で治せるんだと思うと于先生に教えていただいている事はすごい事なんだという思いがし、今でもくり返しすごいことだと実感じ続けています。
この晩も男性の部屋にお邪魔し、話しに花が咲きました。この旅行で入門された方から
「手を向かい合わせると磁石の様に感じる」とか「お香のかおりがした」とか伺うと入門当時の自分と比べてびっくりしました。また教室に通っている方からは、于先生と初めて出会ってから今までどんな風に感じてきたかという話を伺うのも、人それぞれ違い、いくら聞いてもあきません。

とうとう帰る日。透き通るような青空、プラウス1枚でいいような上天気、一日目にお会いした時は顔色もすぐれず「病気の事で精神的に落ち込んでいて、どうしても抜け出せない。」とおっしゃっていた方が「すっかり立ち直った」と楽しそうにあいさつして下さったのもうれしい事でした。
帰りの電車に乗る前に、旅行に参加されていたクリスチャンの御夫妻に案内され同室の人達となぜか9人もの団体になって旧軽井沢の聖パウロ教会の朝のミサに参列しました。
神父様のお話しを伺っているうちに私の体はホワッとして良い気持ちになりました。子供のころ何度もミサに出席しましたが、初めての感じでした。他の人達も皆気持ちよかったとのこと。穏やかで透明な教会のふんい気でした。
旅行から帰ってきた今も、軽井沢の自然やたくさんの人達のすがすがしい笑顔がしばしば思い出され幸せな気分に浸っています。