2011年2月20日日曜日

【寄稿】国際気功協会の発展を祈る。

『通慧』1991年4月号より
西山内科医院々長 医学博士
西山宗之

 于永昌老師のお噂はかねがね耳にしており、テレビを通じて何回も凄いパワーを拝見して居りました。たまたま私の診療所を手伝ってくれた看護婦さんがヨガをやる人で国際気功協会の会員でしたから余計親しみが湧き、アジア気功科学連名会の発起人をお願いしたところ引き受けて下さりそれが縁で発起入会で初めてお会いすることができました。
 やはり想像に違わぬりっぱな気功師とお見受けし、良い御縁をいただいたことを感謝しています。間もなく本屋で老師の「潜在脳力開発気功」の御本を見つけ直ちに買い求め一気に読み終えて益々師の素晴らしさに打たれました。
 それと以前から家の患者さんが何人も御世話になり、皆快方に向かいつつあり、高い気功の能力の方と思っておりました。
 先日、お招きを受けしかも乾杯の音頭を取るという名誉にあずかり感謝にたえません。私は一介の町医者で気功はほんの少しかじっただけですが、それでも病気に対し気功が偉大な効果を発揮することを体験上から確信しています。私は自分の力の限界を知っていますからもう無理はせず、今は患者さんに出来るだけ良い治療師にかかるようにお世話し勧めています。そんなわけでこれからも何人かの患者さんが御世話になることと思いますが老師始め国際気功協会の皆さん、宜しくお願い致します。
 先日のパーティで老師から気を送って頂き、額の中心が熱くなりました。老師は間もなく第三の目がひらかれるだろうと言って下さいましたので楽しみに修行を続けていきたいと思います。
 会場で老師がいかに皆さんの厚い支持の上に立っているかを知りまして心から羨ましいと思いました。これは一重に老師の人徳でありましょう。私もおそまきながら人徳を磨き老師に負けない人物をめざしてがんばります。
 気功は確かに技術が大事です。しかし好ましからざる人物が気功と称してあやしげな治療紛いの行為で大金を稼いでいるのを見ると、暗澹たる気持ちになり危機感を持たざるを得ません。本当に優れた能力を持ち、多くの人を救うためにその恵まれた才能を生かし、徳のある行き方をされて欲に溺れることなく、献身的に治療される時、気功は世に認められ広まった行くことでしょう。それは神のお喜びになる行為だからです。
 気功には深い哲学的思想と宗教的な慈愛の精神が必要だと私は思っております。そういう裏付けがないと単なる職人になり、技は良くても偏屈なものに堕してしまいます。
また、西洋の医学に匹敵するしっかりした理論的な根拠の上に立脚しないと、西洋医学や科学的教育に鍛えられた医者や学者が納得してくれません。それが気功の発展を妨げている一つの原因であると私は思います。干老師は治療に留まらず科学的研究にも進んで協力され着々と成果を上げておられますので、その点でも先端を行く気功師です。
 大衆は飽きやすいので気功がブームになったからといってこのまま定着するとは考えられず何れ反動が来るでしょうし何かをきっかけにブームが急速にしぼむことも予想されます。気功を苦々しく思っている人も沢山おり、反撃のチャンスを狙っているからです。
 その反撃や批判に堂々と耐えぬいて本当に良いものを次の世代に正しく伝えるのが私達の任務であります。長い歴史と伝統の中に脈々と伝わった気功の神髄とノウハウは決して途絶えることは無いでしょう。それどころか行き詰まった現代の科学の突破口になるのは気の科学的研究の中から生まれて来るでしょう。これは時代の要請です。そういう時代にうまれあわせ気功に巡り会ったのは或る意味で大変ラッキーだとも言えます。私達は手を取り合ってこの使命のために努力し協力していこうではありませんか。
 私の小さな教室でさえ、能力が開けて不思議な力を発揮しだした生徒が何人もでています。気功はこれからの教育に欠かせないでしょう。単なる知識をむりやり詰め込んで折角の天才の根を枯らしてしまう今の受験教育一辺倒のやり方では遠からず新しい学問も研究も不可能になってしまって日本は没落してしまいます。学問や研究は世を活性化し、世をより良くするために役立つものでなくてはなりません。いままでにない困難や問題を解決するには全く新しい発想や創迫力が必要なのです。その点でも気功で英才教育を目指している国際気功協会の運動は正しいものと思います。
 私自身は山に一人籠もって修行に専念したいのですが、アジア気功科学連合会が動き出した以上微力を尽くして会を通じて気功の発展に尽くしたいと思っています。但し理想は高くとも中々足が進まず苦慮しています。ですから干老師のように着々と目的に向かって実績を挙げておられる方にお会いすると立派だなと心服するばかりであります。于老師の御健康と御幸運と、国際気功協会の御発展を心からお祈り申し上げます。