2011年1月10日月曜日

【体験談】能力開発の例

『通慧』1990年10月号より
Y.Kさん

私と気功・その神秘な世界
  「ええっ?あなたのような行動的な人が、一体どうしたの?」開口一番、私の友人は驚きました。ああ、そうだったわ。以前は、もっとずっと元気にバリバリ行動していたのだったわ。ところが友人の電話に出た私は、今にも病に倒れんばかりの虫の声でした。ちょっと出かけると、2~3日ぐったりして、ゴロゴロしてしまう程、身体がだるく疲労困憊して弱気になっていました。数年ほど前から、胃の調子が悪いと思っていたのが、病院で調べたところ、慢性膵炎と判り強力な薬で病院の数値は下がったものの、自覚症状としては一向に良くなりませんでした。
 前々から気功に興味を抱いていたのですが、友人からアズの本を借りたのがきっかけで、于先生と国際気功協会の事を知りました。たまたま気功を習い始めようと思い、アズの本を参考に数ある教室の中で迷わずこの素晴らしい于先生を真っ先に選んだというのも何か私の直感力が働いたのではないかと今にして思えてならないのです。友人達は口々に、あなたは絶対に感性が鋭いから気功に向いていると思うと言い、私も内心そんな気もしていました。しかし、この教室で于先生から直接、気を受けられる気功施術がある事を知り、即慢性膵炎や鼻の病気の副鼻膿腫を治すため気功施術を受ける事にしました。初めて気を戴いた日の帰り道の身体の軽い事には、びっくりしました。が、二、三日たつと段々又疲れる様になり又気を戴くと元気になり……という繰り返しでそのうちに疲れる日が無くなってきました。
 気功の練習に於ける進歩としては、一か月ほどたった頃、涌泉から気を持ち上げて尾閭骨と大推を通る時に、ズーンという感じが得られ、その後はズーンを通り越してブルブルツと身震いがする様にもなりました。
 ニケ月たった頃には、富士の裾野の合宿に参加しました。自然の中での練功は初めての体験で非常に気持ちがよく、練功中何かに手が引っ張られるような力を感じました。
 合宿二日目の朝、先生から気を受ける集団外気功の時の事です。目をつぶっていたのですが、瞼に水滴のようなものが動いて行くのが見えました。「あれ?」と思い、ふと目を開けて見ると、どうした事でしょう。私の目の前は、辺り一面白い濃霧が幅広くたっぷりと流れているのです。又、私の体から白い湯気のような物が出て、その幅広い霧の流れに合流しているかのように見えたのですが、先生に後でお聞きしましたところ、それは反対で私の体の中に入っているのだとの事でした。即ち霧と見えたのは、先生が出された気であり、その気が私の体の中に入ってくるのが見えたのでした。それはまるで別世界の出来事を見ている様な気持ちでした。今までは、先生が「何か見えますか?」とおっしやって気を出されていても、自信を持って見えたとは断言できず、湯気のような物がほんの少し見えた様な見えなかった様な…という気がする程度だったのですが、自分がこんなにハツキリと沢山の量の気が見える様になる事自体、信じ難い事でした。そしてその日の夜、「気とは一体何ですか?」という質問に対して、先生が結跏趺坐のポーズを取られ、「何が見えますか」と言われた時私はびっくりしました。先生の身体からは、放射状に何本もの白い線が、菩薩の後光の様に伸びているのです。そして更に又、「何が見えますか」と先生がおっしやると、先生の肩から腕の回りを幅10㎝位もあったでしょうか、黄色い光の様な物がぐるりと取り巻いているのが次第にハッキリとして現れてきました。まるで仏様の図のようでした。しかしある年配の方がそれを見て、「すごいが金だ。18金だ」とおっしやっている方がいました。その方には、私よりももっと、強く見える力があったのでしょう。


 私はこの二泊三日の合宿で、すっかり別人になってしまった様な感動を覚えました。その合宿から帰った頃から、練功中、自分の身体の中で気が動く感じが判る様になりました。
特に昇滑降濁をする時は、胃の部分が手の動きに合わせてすっきりと気持ち良くなります。
又、啓関通慧での百会注気をすると、まるで滝が落ちるように心臓めがけてド・ドドーッと勢い良く入ってくるのです。
 この次は、どんな変化が出て来るのか、どんな進歩があるのか、好奇心を持って気功を続けています。
 私はピアノを専門に勉強しているのですが、昔からバッハが大の苦手でした。バッハの場合は複旋律なのでちよっと特殊なのです。ところが気功を始めてから、なぜか意欲的にバッハに取り組みたくなり、その練習が昔の様に苦ではなくなり、どんどん進むのです。気功が知力増進に結びつくのは本当だなとつくづく感じました。
 この様にして、私は日に日に元気になり、あまりの調子の良さについ節制を忘れ、昔の様に、忙しくあちらこちらへと飛び回っていたところ、過労からか鼻の病気の副鼻膿腫の状態が悪くなり、頬が風船の様にみるみる腫れ、その激痛に涙が出る程苦しむ時がありました。さっそく病院で抗生剤と消炎剤を戴き飲み始めました。すぐに于先生からも遠隔気功で気を沢山送って戴きました。気功を始める前に同じ状態になった事がありましたが、その時は、一週間薬を飲み続けてもこの激痛の状態が続いていたのですが、今回は竺日ほどで薬の効き目が出て激痛も治まって来ました。遠隔気功で気を送られた時、合宿中のあの強烈な印象を思い出し、目をあけて気が見えないだろうかとじっと見てみました。不思議な事に今度は、私の目の位置から70~80cm位離れた辺りから見えるのですが、モヤモヤーッとした薄い湯気の様な物と一緒に(合宿の時よりずっと少ないのですが)無数の雨を微細にした様な物がツツーッ、ツツーッと超スピードで降りて来るではありませんか。そしてそれも波があって、沢山ハッキリ見えた時には身体に達した頃にはやはり強くズズーンと入って来る感覚がします。こんな離れていても、こんなにハッキリ気が見え、私の身体に入ってくる不思議…一体気ってどこまで不思議なのでしょう。
 私は常日頃、不思議に思っている事があるのですが、友人等に気の話をしたり、于先生の話をしたり、気功の事を思い出したりすると必ず、その直後に身体に気が流れ始めるのです。その度に「あっ又流れた」と思うのですがこれは一体何なのでしょうか。先生に一度お聞きしようと思いつつ、つい聞きそびれてしまっているのですが…。